2019年11月7日木曜日

第18回竹サロン報告

第18回竹サロンを実施したのでその様子を報告します。
今回は、第18回竹サロン実施のお知らせをブログとメーリングリストで告知することが出来ませんでした。発表者が直前まで決定しなかったことからfacebookのみでの告知となりました。
今後は、運営側が余裕をもって竹サロンの告知をすることの出来るように努めたいと思います。

第18回竹サロンについて
実施日時:2019年111日(金)16時~18時
開催場所:京都大学 農学部 1階 118教室
参加者: 計7名 

☆参加者ディスカッション
 参加された渡邊先生から「竹一株植え付け運動」の紹介をして頂きました。この運動は、竹文化振興協会によって行われています。渡邊先生は10月末に京都府向日市の小学校へ行き、クロチク3株を寄贈し、子供たちと一緒に植竹しました。それから、体育館に集まった子供たちに竹のお話もしたそうです。このお話を伺いながら、参加者の皆さんと小学校での竹植栽の目的や在り方、竹文化に触れることを目的とした小学生向けの竹工芸等についてもディスカッションを行いました。竹は日本人であれば誰もが知っている植物ですが、その竹について学ぶ機会はあまりありません。日本人としてのアイデンティティの1つとして、子供たちが竹について考える機会が増やせるといいですね。





「沖縄竹歩きの報告
・小林 慧人(京都大学大学院 農学部)
 小林さんは、10月末に沖縄へ行き竹を巡る旅をしてきました。竹サロンでは、旅行中の写真を使って沖縄で見た竹や竹製品について紹介してくださいました。小林さんが沖縄で発見したマダケは本州で見られるマダケと比較をして葉の出方が異なっており、熱帯性タケ類のような外観でした。旅道中の写真で撮られた竹の写真も株立ちで熱帯性タケ類のような竹が多くありました。また、沖縄の竹利用として伝統的な竹製品を作っている竹屋が残存していたことも報告されました。沖縄の竹や住民の竹利用、文化等調べてみると面白そうなことが沢山ありました。発表の最後には、現在の研究についての紹介もして頂きました。また近いうちに竹サロンで途中経過を発表して頂けると嬉しいです。



第18回サロンを終えて
今回は、発表のみでなくディスカッションを行うことが出来て、とても新鮮な会となりました。竹は日本人にとって馴染みのある植物です。しかし、その竹を学ぶ機会がないのはまさにその通りです。竹を扱おうと思えば国語、理科、社会、生活、美術・・・どの教科でもテーマとして扱うことができます。このディスカッションから改めて竹の奥深さを感じることが出来ました。これから、竹に関する多面的な研究も期待できそうです。沖縄の竹のように地域ごとの竹巡りも魅力的でした。いつか竹サロンの企画として地域の竹巡りをしてみたいと夢が膨らみました。

文責:笹原

2019年10月10日木曜日

第17回竹サロン報告

第17回竹サロンを実施したのでその様子を報告します。

実施日時:2019年10 月5日(金)16時~18時
開催場所:京都大学 総合研究3号館 4階 457教室
参加者: 計11名 

話題提供
Bamboo Sustainable Design Project
宮地茉莉(京都大学 大学院 地球環境学堂)
京都大学大学院の人間環境設計論分野(建築系研究室)が行っているBamboo Bus Stop Projectについて紹介して頂きました。このプロジェクトは兵庫県丹波篠山市で課題となっている「放置竹林の整備」を目的にして行われ、地域おこし協力隊、農業高校の生徒、大学院生、まちづくり協議会の方々によって進められました。もともと、2016年12月に高校生からの要望で開始された企画でしたが、伝統建造物群保存地区の制約にそぐわないなどの否定的な意見もあったそうです。しかし、地域の意匠を取り入れたデザインへとシフトをしていくことで、2017年から竹を用いたバス停のリノベーションが実現されました。活動では、高校生が授業の一環で竹の伐採、割竹づくり、油抜きなどを行い、セルフビルドのバス停を完成させました。このような活動を行う際には一般的に補助金が活用されていますが、地域の人々がバス停を維持管理して、将来的に地域自らがお金を捻出することの出来るように検討していきたいとのことです。今後も地域の人々が地域の資源を活用して地域活性を行う活動が継続されることに期待をしています。




福山市での竹に関する活動報告
島田拓也(福山市 農林水産課)
広島県福山市の里山里地再生・保全事業について紹介して頂きました。福山市では、2012年から地域に里山里地を残して行けるような地域づくりを目指す取り組みとして、支援事業が行われています。既存の事業では企業の社会貢献やボランティア団体、教育機関とのマッチング、里山里地協力隊の体制強化が行われています。このような連携を通じて、これまで「竹あかり祭り」「里山コン」「竹の伐採」などの多様な活動が行われてきました。今年の3月には「里山バンブーフェス」が開催され、竹で作るビニールハウス見学会や竹飯等、放置竹林の竹を活用した催しを通じて地域の人々が竹に触れ合う機会も設けられました。
放置竹林や里山の課題は、行政のみでなくその地域に暮らす人々の協力や意見があってこそ良い地域づくりに繋がる可能性があると思います。地域の人々に里山や竹に目を向けてもらうイベントは期待できるきっかけづくりだと思いました。





全国竹産業連合会ヤンガーフォーラム報告
・笹原千佳(京都大学大学院)
時間の都合上短い発表にさせて頂きましたが、9月末に別府で開催されたヤンガーフォーラムの概要とそこであげられた課題について情報共有させていただきました。課題は主に竹の伐採業者(切子)の衰退についてですが、切子のみに着目するのではなく竹産業の流れの中における切子の位置づけに着目して議論をさせて頂きました。すぐに答えの出ない問題ではありますが、切子減少のような課題は他の資源採掘業でも起こりえている問題です。また、今後のサロンで議論をさせていただくために既存の情報を元に改めて発表させていただきたいと思います。



第17回サロンを終えて。
今回は放置竹林の竹の活用について多面的に考えることの出来ました。かつて里山が形成されたものの、その管理が行き届かなくなった現在、放置された竹林から得られた竹材を地域活性化のために利用しようという動きが、新たなコミュニティの創出や放置された竹林を含める里山の現状と今後について地域の人々と考えていける機会となれば良いですね。今後、活動がどのように継続されていくのか楽しみです!
文責:笹原

2019年9月30日月曜日

第17回竹サロンお知らせ

毎度ながら直前のお知らせになってしましました!
第17回竹サロン(定例会)を実施いたします。どうぞお気軽に御参加ください。

実施日時:2019年10月4日(金)16時~18時
開催場所:京都大学 総合研究3号館 4階 457教室



話題提供

「Bamboo Sustainable Design Project」
・宮地茉莉(京都大学 大学院 地球環境学堂)

「福山市での竹に関する活動報告」
・島田拓也(福山市 農林水産課)

「全国竹産業連合会ヤンガーフォーラム報告」
・笹原千佳(京都大学大学院 地球環境学舎)


・竹討論会
竹に関する情報交換、疑問等を一緒に考えていきます。
今後の定例会ではこれをメインにする予定です。
参加者の皆さんと竹に関するディスカッションを行います。


☆サロン終了後、18時半頃から百万遍周辺で懇親会も予定しております。

 懇親会のみの参加も大歓迎です。



疑問・質問は笹原まで sasahara.chika.27s@st.kyoto-uc.ac.jp
当日、発表を希望される方は前日までに連絡をお願いします。
連絡なしでの当日参加歓迎です。
よろしくおねがいします。




2019年9月19日木曜日

第16回竹サロン報告


第16回竹サロンを実施したのでその様子を報告します。

実施日時:2019年96日(金)16時~18時
開催場所:京都大学 農学部総合館 1階 S128教室
参加者: 計12名 

話題提供
「竹友会の歩み 〜遊びを広げる 人を繋げる〜」
・東谷隆誠(京都教育大学)
京都教育大学で4年間活動されている「竹友会」の活動についてご報告いただきました。
京都教育大学は、キャンパス内の森林率が全国2位で、その中で竹林が3割ほどあるそうです。その中で、ごく少人数で始めたタケのモノづくり活動が、地域、児童、文化、海外の学生など、様々なものとつながり、今では地域のお祭りやイベントに大規模な出展したり、地域の神社や竹林所有者との協力関係もできてきたそうです。驚いたのは、竹を使う様々な活動が活発に行われているために、京都教育大キャンパス内の竹林はむしろ伐りすぎ状態になってしまったことと、イベント後の竹燈籠などが余ってしまった場合、炭にして打ち上げの際に使用しているとのことで、カスケード利用のすばらしい実例だと感じました。
「楽しみ」から始まった竹の活動の様々な展開について紹介していただき、とても示唆的でした。

「インド東北州における竹プロジェクト」
・柴田昌三(京都大学 教授)
JICAによる東北インドの竹プロジェクトについて報告していただきました。
前半ではプロジェクトの集会について、後半では竹産業普及等の視察の様子について紹介していただきました。
インドと竹といっても、すぐにはぴんと来ない印象でしたが、在来工芸品、在来建築、近代建築、パルプなどかなり色々な竹の取り組みがあることがわかりました。そういえば、仏教の聖地に「竹林精舎」がありますね。インドと竹の結びつきはとても強いことがよくわかりました。
インドは投資先としても注目を浴びていますが、竹資源大国でもあります。
竹先進国日本の技術や感性がインドで活かされる未来が楽しみです。

「竹材店聞き取り調査報告」
・笹原千佳(京都大学大学院)
大分県別府市を中心とする大分県の竹材産業・竹加工業の現状について報告していただきました。大分県は京都と並んで竹加工業が盛んな地域ですが、そこでの竹産業の歴史と現状、展望についてとても興味深く感じました。
質疑では、外資系のホテルの内装を竹で賄おうという動きが大分の竹産業の活性化に寄与しているという話題が出ました。文化の中心地京都と、温泉を核とする多くの交流人口と行政の手厚い支援を特徴とする大分の比較は、掘り下げれば面白そうな話題がたくさんありますね。



「竹の開花情報の収集結果:生き物アプリやSNSを使ってどれだけ集められた?」
・小林慧人(京都大学大学院)
Twitterやアプリを用いたタケ開花情報の収集の現状と見通しについて報告していただきました。
竹の花はマスメディアで取り上げられることもあり、比較的市民の関心が高い話題だと思います。研究者からすれば分散的に情報を集めることができ、市民にとっては自然に興味を持つきっかけになり、様々な可能性を持つ取り組みだと感じました。


第16回サロンを終えて。
今回の竹サロンには、ご報告いただいた東谷さんを始め、初参加の方に何名か来ていただきました!
研究者、学生、実践者がフラットに集まり、意見交換できるこの会を続け、竹友の輪を広げていきたいと思います!
文責:峰尾

2019年8月29日木曜日

第16回竹サロンお知らせ

直前のお知らせになってしましました!
第16回竹サロン(定例会)を実施いたします。どうぞお気軽に御参加ください。

実施日時:2019年9月6日(金)16時~18時
開催場所:京都大学 農学部総合館 1階 S128



話題提供

「竹友会の歩み 〜遊びを広げる 人を繋げる〜」
・東谷隆誠(京都教育大学)

「インド東北州における竹プロジェクト」
・柴田昌三(京都大学 教授)

「竹材店聞き取り調査報告」
・笹原千佳(京都大学大学院)

報告

「竹の開花情報の収集結果:生き物アプリやSNSを使ってどれだけ集められた?」
・小林慧人(京都大学大学院)


竹討論会
竹に関する情報交換、疑問等を一緒に考えていきます。
今後の定例会ではこれをメインにする予定です。
参加者の皆さんと竹に関するディスカッションを行います。


☆サロン終了後、18時半頃から百万遍周辺で懇親会も予定しております。

 懇親会のみの参加も大歓迎です。



疑問・質問は笹原まで sasahara.chika.27s@st.kyoto-uc.ac.jp
当日、発表を希望される方は前日までに連絡をお願いします。
連絡なしでの当日参加歓迎です。
よろしくおねがいします。



2019年8月20日火曜日

第15回竹サロン報告

第15回竹サロンを実施したのでその様子を報告します。

実施日時:2019年8 月2日(金)16時~18時
開催場所:京都大学 農学部総合館 1階 S130教室
参加者: 計17名 




「ブラジル、パラナ州での竹とその竹を使った竹プロジェクト」
新川 哲弥(ちくちく大作戦)

 ブラジルで活躍されている佐々木神父の活動を紹介して頂きました。佐々木神父はパラナ州の小規模農家支援の一環として竹を植栽し活用するプロジェクトを模索中であるとのことでした。今後、竹を活用する住民の方々のコミュニティが豊かになっていくことを期待しています。また、後半では新川さんが京都を中心に行っているバンブーテントについても紹介して頂きました。イベントなどで活用されるテントに鉄ではなく竹を利用していく取り組みで、自然素材の活用や放置竹林の一助にしていければとの想いも伺うことが出来ました。ディスカッションでは、「バンブーテント用管理竹林が出来れば面白いですね。」との声も上がり盛り上がりました。




「竹のバイオマスエネルギー利用の課題と展望:山口県における事例研究より」
峰尾 恵人(京都大学大学院)

 山口県における竹のバイオマスエネルギー利用の調査について発表して頂きました。竹材をバイオマスエネルギーとして利用することが出来るのはとても魅力的な一方でその難しさも課題としてあげられていました。議論では竹林管理に関する政策のあり方なども話し合われ、活性化した話し合いが出来ました。今後、この調査をどこかで報告していくことや、若手から竹林の課題を発信していくことの重要性が伺えました。



「タケ類の開花様式といくつかの調査事例の紹介」
小林 慧人(京都大学大学院)

 タケ類の開花に関しての報告を発表して頂きました。開花の情報をかぎつけては全国各地へ飛んでいく小林さんのフットワークの軽さに脱帽しました。インターネットを通じて開花現象の報告を瞬時に各地で行うことの出来るシステムと先人の方々が残した記録を複合させて開花の謎へ迫ろうとする調査にはロマンも感じました。「開花=不思議なこと・不吉なこと」という世間の解釈を打破しようとする研究成果の開花も待ち遠しいです。



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第15回サロンを終えて。
8月2日という暑い夏の日にも関わらず、多くの皆様が熱い気持ちで参加をしてくださり竹サロンを達成することが出来ました!本当に嬉しく思います。今回の発表では、竹のコミュニティ活用、竹の産業活用、竹の開花の話を聞くことが出来ました。「竹」という1つのモノの複数の世界を堪能することが出来るのは竹サロンの醍醐味だと思います。素敵な時間をありがとうございました!


(文責:笹原千佳)

2019年7月26日金曜日

第15回竹サロンお知らせ

直前のお知らせになってしましました!
第15回竹サロン(定例会)を実施いたします。どうぞお気軽に御参加ください。

実施日時:2019年8月2日(金)16時~18時
開催場所:京都大学 農学部総合館 1階 S130



話題提供
「ブラジル、パラナ州での竹とその竹を使った竹プロジェクト」
・新川 哲弥(ちくちく大作戦)

「竹のバイオマスエネルギー利用の課題と展望:山口県における事例研究より」
・峰尾 恵人(京都大学大学院)

「タケ類の開花様式といくつかの調査事例の紹介」
・小林 慧人(京都大学大学院)




竹討論会
竹に関する情報交換、疑問等を一緒に考えていきます。
今後の定例会ではこれをメインにする予定です。
参加者の皆さんと竹に関するディスカッションを行います。




疑問・質問は笹原まで sasahara.chika.27s@st.kyoto-uc.ac.jp
当日、発表を希望される方は前日までに連絡をお願いします。
連絡なしでの当日参加歓迎です。
よろしくおねがいします。


竹サロンのHPを作成しました。今後はHPより情報を発信致します

皆さま平素よりお世話になっております。竹サロン運営です。 この度、竹サロンはHPを構えることになりましたので、改めて報告致します。URLは以下になります。 https://take-bamboo.com/ 今後は竹サロンの実施情報や振り返りなどは、こちらのHPより発信致します。な...