2019年6月25日火曜日

第14回竹サロン(定例会)

直前のお知らせになってしましました!
第14回竹サロン(定例会)を実施いたします。どうぞお気軽に御参加ください。

実施日時:2019年6月28日(金)16時~18時
開催場所:京都大学 農学部総合館 1階 S130



話題提供
・国内の竹材生産と利用の移り変わり(仮)
笹原千佳(京都大学大学院博士課程)

竹討論会
竹に関する情報交換、疑問等を一緒に考えていきます。
今後の定例会ではこれをメインにする予定です。
参加者の皆さんと竹に関するディスカッションを行います。




疑問・質問は笹原まで sasahara.chika.27s@st.kyoto-uc.ac.jp
当日、発表を希望される方は前日までに連絡をお願いします。
連絡なしでの当日参加歓迎です。
よろしくおねがいします。

2019年6月10日月曜日

第13回竹サロン記録

第13回竹サロンを実施したのでその様子を報告します。

実施日時:2019年6月10日(金)10時30分~12時
開催場所:京都大学 農学部総合館 1階 S177
参加者: 計14名

蒔田明史「ササの一斉開花枯死・更新過程からタケの進化を考える~クローン成長と開花習性に着目して~」
(秋田県立大学生物資源科学部)
タケササ類の生態に関する大家の一人である蒔田先生から、ご自身の研究史を軸に、ササの更新過程に関する研究の発展とその示唆について発表していただきました。ご自身の大学院生時代にたまたまササの開花が起こったことをきっかけに様々な研究を重ねてこられ、近年では熱帯のタケの生態を視察した経験から、さらなる研究の展開も展望していらっしゃることを教えていただきました。
せっかく作ったプロットが食害にあってしまったことや、開花・枯死後の回復が予想外に遅かったこと、年に一度しかデータを取れないため、どうしても研究に時間がかかってしまうことなど、様々な困難を乗り越えながらも、様々なタケササ類の開花にめぐり合ったことや、最初に比較分析対象としたチシマザサとイブキザサが偶然違った生態学的特徴をもっていたことといった幸運にも恵まれて研究を進めてこられたそうです。そのようにして作図され、今回見せていただいたグラフや図は、どれもクリアかつ興味深いものでした。
発表後の討論も非常に充実したもので、タケササの開花枯死更新の研究を進める上で、とても貴重な機会になったのではないかと思います。

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第13回竹研究会を終えて。
今回はいつもと違って平日の昼間の開催で、京都大学の森林系メーリングリストで周知したこともあり、多くの初参加の方に来ていただきました。
タケササ類にはさまざまな面白い特徴があり、いつもは竹それ自体に関心を持つ方々に多く参加していただいていますが、今回は生態学関係者が多く参加して下さり、蒔田先生の発表の内容、その後の討論とも、生態学から見たタケササ類の面白さについて、あらためて感じる機会となりました。竹類と人間とのかかわりの幅広さ・奥深さは計り知れないですね。
今回の研究会でもう一つ印象に残ったのは、タケササ類の開花・更新の周期はきわめて長いために、タケササ類の生態を研究し、業績を挙げながら理解を深めていくためには、息の長い研究が不可欠だということです。息長く研究を続けてこられた先生たちの足跡を確認しながら、今は若い私たちも未来に続く道を切り開いていければいいなと感じました。

文責:峰尾恵人

2019年6月4日火曜日

第12回竹サロン記録

第12回竹サロンを実施したのでその様子を報告します。

実施日時:2019年5月31日(金)18時~20時
開催場所:京都大学 農学部総合館 1階 S108製図室
参加者: 計6名 





笹原千佳「竹に関する伝統的生態学的知識を考える
(京都大学大学院 博士課程)
 森林や里山地域から人々が取り出し、有用資源として利用する非木材林産物に関する知識は各地で伝統的に伝わってきたものではないか?という仮定のもと文献を調べてみた結果や、実際にインドで行ったアンケート調査の結果をもとにした考察を紹介しました。竹の生育地に暮らす人々の知恵から今後の竹林の利用や管理を学んでいけるといいですね。



小林慧人造園学会ポスター発表+関東竹歩き報告
京都大学大学院 博士課程
※写真は造林学会発表時

5月25日に筑波大学で開催された造園学会の報告とその周辺で観察してきた竹について写真を使ってお話してくださいました。造園学会では活動紹介として「竹サロン」および竹サロンを運営している竹研究会の約1年の歩みを紹介したところ、足を止めて激励の言葉もかけられたそうです。また、学会前に見学をしたという千葉県四街道の竹研究園ではクロチクの突然変異を増殖させた白い竹を見てきたと写真を見せてくださいました。四季をイメージして造る庭園に植えたら映えそうだと思います。まずは、実物を見てみたいです。



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第12回研究会を終えて。
今月から毎月最終金曜日に定例会としての竹サロンを実施することにしました。
今回がその定例会1回目でした。造園学会があったことや、運営メンバーの多忙により開催の告知を出すことが出来たのが直前になりましたが、真面目に参加してくださる方がいらっしゃることが励みにもなっています。今後も竹を通じた学びの場を盛り上げていければと思います。よろしくお願いします。



(文責:笹原千佳)

2019年6月3日月曜日

第13回竹サロンお知らせ


13回竹サロン(スペシャル回)を実施いたします。
どうぞお気軽に御参加ください。


実施日時:2019610日(月)10時半~12
開催場所:京都大学 農学部総合館 1階 S177



講演

ササの一斉開花枯死・更新過程からタケの進化を考える~クローン成長と開花習性に注目して

蒔田明史(秋田県立大)
  


疑問・質問は京大森林生態D2小林まで kobayashi.keito.66z(@)st.kyoto-uc.ac.jp

連絡なしでの当日参加歓迎です。
どうぞよろしくおねがいします。




竹サロンのHPを作成しました。今後はHPより情報を発信致します

皆さま平素よりお世話になっております。竹サロン運営です。 この度、竹サロンはHPを構えることになりましたので、改めて報告致します。URLは以下になります。 https://take-bamboo.com/ 今後は竹サロンの実施情報や振り返りなどは、こちらのHPより発信致します。な...