2019年3月29日金曜日

第10回竹サロン記録

第10回竹サロンを実施したのでその様子を報告します。

実施日時:2019年3月28日(木)15時~18時
開催場所:京都大学 農学部総合館 1階 S128教室
参加者: 計9名 



柴田昌三「中国の竹」
(京都大学大学院地球環境学堂・農学研究科 教授)

中国における竹の生態から利用に関する事情を紹介して頂きました。1990年代に中国で発足したINBARの変遷、各地における伝統的な竹利用から現在の竹資源の利用や竹林造成の現状などを沢山の写真を交えて発表して頂き中国における竹の現状に興味を持つことが出来ました。盛りだくさんの発表の後には活発な議論もあり、貴重な2時間でした。柴田先生は中国以外にも世界各地の竹を見てきた経験をお持ちなので是非ともまたお話をして頂ければと思います。




梅野星歩「竹活のススメ」
(株式会社 梅鉢園

長岡京を中心に地域で実践した竹の活用ワークショップや今後の展望を語って頂きました。竹に関わる人であれば長岡京というと竹や筍の名産地であると思い浮かべる人も多いですが、地域の人々はあまり竹を意識していない現状もあるようです。異なる世代間の交流など地域活性の為のツールとして竹や竹林を活用する取り組みも模索中です。議論では、活発な意見交換も出来ていたので今後の発展に期待です。




小林慧人「竹サロンの活動紹介・竹の開花記録」
(京都大学大学院農学研究科 博士課程)

今回で第10回を迎える竹サロンを振り返って、これまでの活動成果および軌跡を振り返りました。最近では大学外部からの参加者や研究のみでなく活動等多様な取り組みの紹介も見えるようになりサロンの盛り上がりを実感することが出来ました。また、現在「会誌竹」にて連載中のコラム「Re:Bamboo note」の紹介や文献収集体系化についても紹介して頂きました。後半は、竹の開花情報を写真や地図を交えて紹介いただき、小林君の竹の花に対する強い情熱を感じることが出来ました。



************
第10回研究会を終えて。

今回は、大学が春休み期間ということもあり試験的に15時から18時の3時間という枠でサロンを開催致しました。通常より少ない発表者に対して長い時間でしたが、ゆっくりと焦らず発表をして深い議論を行えたという点が以前より大幅に改善されたのではないかと感じました。竹サロンでは毎回様々な視点から竹を見つめる人々と交流することが出来るので、運営させて頂いている我々も毎度刺激を受けさせて頂いております。今後ともよろしくお願いいたします。






懇親会にて

(文責:笹原千佳)

2019年3月23日土曜日

『Re : Bamboo Note vol.1』の発行

会誌「竹」(竹文化振興協会、年3回発行)の第139号より
若手竹研究会としてコラムの連載がスタートしました。

「Re : Bamboo Note」というタイトルをつけており、
毎回3人の若者が自身の竹研究・活動や、竹に対する思い・考えを簡単に紹介するコーナーです。
Bamboo Note(バンブーノート)とは、富士竹類植物園が以前出していた「富士竹類植物園報告」の室井綽博士のコラム「バンブー・ノート」に由来しています。

PDFはこちら

2019年3月19日火曜日

第10回竹サロンお知らせ

第10回竹サロンを実施いたします。どうぞお気軽に御参加ください。

実施日時:2019年3月28日(木)15時~18時
開催場所:京都大学 農学部総合館 1階 S128教室


話題提供

藤井健太「植生図を用いた日本の竹林面積の推定結果」
(大阪市大M2)

柴田昌三「中国竹歩き」
(京都大学大学院農学研究科・地球環境学堂 教授)


報告
小林慧人「若手竹研究会の活動の近況報告と 最近見たタケの花」
(京大D1)


竹討論会

参加者の皆さんと竹に関するディスカッションを行います。

18:15~ 竹懇親会(くれしま予定)


疑問・質問は笹原まで sasahara.chika.27s@st.kyoto-uc.ac.jp
当日、発表を希望される方は前日までに連絡をお願いします。
連絡なしでの当日参加歓迎です。
よろしくおねがいします。


2019年2月28日木曜日

第9回竹研究会の記録

第9回竹サロンを実施したのでその様子を報告します。

実施日時:2019年2月28日(木)17時~20時
開催場所:京都大学 農学部総合館 1階 S174教室
参加者:笹原(京大D)、小林(慧)(京大D)、峰尾(京大D)、孫(京大D)、正田(京大D)、張(京大D)、上森(大阪府立農林水産総合研究所)、山森(ギガ プランニング)、渡邊(竹文化振興協会)、小関(藪の傍)、石田(石田ファーム) 計11名 *敬称略・順不同




孫鵬程「中国江蘇省の竹事情」
(京都大学大学院農学研究科森林科学専攻 博士課程)

孫さんの調査地である、江蘇省におけるモウソウチク(毛竹)林の竹事情を紹介していただいた。出稼ぎ地域だそうで、間伐作業等の労働力は平均で55歳ほどだそう。
現地の写真も織り交ぜてくださったため、とても親しみやすい発表でした。山ごと竹林の写真、六本の稈を一気に林外へ持ち出す写真は圧巻でした。今後、取りまとめをなさったら改めて紹介していただければと思います。


上森真広「竹の生態と竹駆除マニュアルのご紹介」
(大阪府立農林水産総合研究所

「広がる竹林をどうしよう?という時に 放置竹林の把握と効率的な駆除技術」のマニュアル本を作成に関わっていた上森さんに解説していただいた。
プロジェクトの内容は、大きく4つに分けられ、分布把握、伐採試験、除草剤、コスト試算である。今回は、このうち分布把握と伐採試験を解説していただいた。印象的だった話は、大阪府泉佐野におけるモウソウチク伐採試験地では、伐採後にこれまた逸出種のアオモジが増えた、ということである。
マニュアルは以下のURLをご覧ください。http://www.kannousuiken-osaka.or.jp/nourin/info/doc/2018030800024/


小関皆乎「竹の活動紹介」
(任意団体 藪の傍 代表)

2017年1月に設立し、間伐竹の活用に取り組まれている「藪の傍」の活動紹介をしていただいた。とにかく巻き込む力と活動力がすごい。私たち若者は到底かなわないような気がしました。今年はどんなものが生まれるのでしょうか? 楽しみですね。来年度は、新しい取り組みとして、筍農家さんの一年を体験するということを行うそうです。本場京都で新しい筍栽培モデルを作ることにつながればいいなと感じました。


笹原千佳「インド竹歩き」
(京都大学大学院地球環境学舎 博士課程)

昨年末に行ったというインド・アッサム地方の簡易調査の話をしていただいた。Bambusa属の植栽が多かったそうで、植栽は挿木の形が多いようだ。多様な竹籠を始め、竹が生活に密接に関わっているかがわかりました。今後、笹原さんならではの視点で調査されることを期待したいです。


************
第9回研究会を終えて。

今回は中国・インドという海外の話題と国内で駆除・利活用に取り組む話題と多岐にわたり、盛りだくさんとなりました。
今回、発表してくださった皆さんは今後も随時発表してくださるそうです。心強いです。
徐々にですが、外からも人が来てくださるようになっており今後の展開も少し楽しみです。学内にいる者だけでは生まれないような議論もあり、大事な場だと思いました。
今後もよろしくお願いいたします。


(文責:小林慧人)

2019年2月21日木曜日

第8回竹研究会の記録

第8回竹サロンを実施したのでその様子を報告します。

開催日時:2019年2月19日(月)15:00‐19:00
開催場所:東京大学弥生キャンパス 農学部1号館2階林学会議室

参加者:小林(幹)(宇都宮大名誉教授)、広田(岐阜大)、小林(慧)(京大D1)、相原(筑波大M2)、金道(東大M2) 計5名


話題提供

タケ亜科の形態、生活史の進化
小林幹夫(宇都宮大学名誉教授、小林竹類研究房)

今回は小林幹夫先生をお招きし、大きく4つの話をしていただいた。(1)タケ類の外部形態、(2)イネ科の系統類縁、(3)多様な世界のタケ類と生活史戦略、(4)一斉開花枯死・個体群回復過程、である。これまで長年のフィールドワークを通して観察されてこられた世界各地のタケ類の標本や写真を織り交ぜながら、タケ類のもつ様々な顔が紹介された。先生だけが持っているであろう写真も複数あり、これほどに多様な形態や生活型があるのかと、思わずため息がでてしまうほどだった。時間中に質疑も適宜設けることができ、限りある時間の中で実りあるセミナーとなった。国内にいては感じられないであろう、タケ類の世界の多様な面を改めて実感し、刺激をいただく会になった。



************
第8回研究会を終えて。。

漠然としたタイトルで発表をお願いしてしまったことを反省していたのですが、4時間弱もの長丁場にわたり、最初から最後まで丁寧に説明してくださったことに感謝したいと思います。
帰り際、先生は「不立文字」が大事だと仰っていました。確かに、ご本人に直接会って話をするという体験から得られることは、本や論文や図鑑を読んだり・眺めたりすることよりもはるかに多い気がしています。今後の研究会/サロンにおいても、聞きたい方の話をじっくり聞かせていただく、というスタンスを作っていきたいと思います。


最後になりますが、小林先生が執筆されており今回紹介してくだった本や雑誌(上の写真)を以下にメモしておきます。
・原色植物分類図鑑 日本のタケ亜科植物、北隆館(2017年)
http://hokuryukan-ns.co.jp/cms/books/58/ 
・イネ タケ マコモ 植物の世界121、朝日新聞社 (1996年)
・小林幹夫「竹の旅」(最終講義の様子や業績がまとまった冊子)
・ササ類の形態分類に関する論文3報、植物学雑誌 

(文責:小林慧人)

2019年2月20日水曜日

第9回竹サロン開催のお知らせ

第9回竹サロンを実施いたします。どうぞお気軽に御参加ください。

実施日時:2019年2月28日(木)17時~19時
開催場所:京都大学 農学部総合館 1階 S174教室


話題提供

上森真広「竹の生態と竹駆除マニュアルのご紹介」
(京都大学大学院農学研究科森林科学専攻 博士課程)


小関皆乎「竹の活動紹介」
(任意団体 藪の傍 代表)

報告

孫鵬程「中国江蘇省の竹事情」
(京都大学大学院農学研究科森林科学専攻 博士課程)


笹原千佳「インド竹歩き」
(京都大学大学院地球環境学舎 博士課程)

竹討論会

参加者の皆さんと竹に関するディスカッションを行います。

19:15~ 竹懇親会(くれしま予定)


疑問・質問は笹原まで sasahara.chika.27s@st.kyoto-uc.ac.jp
当日、発表を希望される方は前日までに連絡をお願いします。
連絡なしでの当日参加歓迎です。
よろしくおねがいします。



2019年2月6日水曜日

第8回竹サロン開催のお知らせ


回竹研究会/竹サロンを実施いたします。どうぞお気軽に御参加ください。

実施日時:2019219日(火)15時~18
開催場所:東京大学弥生キャンパス 農学部1号館2階林学会議室


話題提供

タケ亜科の形態、生活史の進化
小林幹夫(宇都宮大学名誉教授、小林竹類研究房)


報告(時間によっては取りやめます)

ハチクの生活史
小林慧人(京大 森林生態D1


今回は小林幹夫先生によるゼミ形式の研究会にしようと思っています。タケの世界についてじっくり勉強し議論できる場になればと思っております。
PPT
とレジュメを用いて発表をしていただきます。
「報告」は時間がなかったら無しにする予定でおります。


18
15~ 懇親会
(時間や場所は人数によって検討します。)

質問は金道kindo(@) uf.a.u-tokyo.ac.jpか小林keito.kobayashi3(@)gmail.com
まで。連絡なしでの当日参加歓迎です。

竹サロンのHPを作成しました。今後はHPより情報を発信致します

皆さま平素よりお世話になっております。竹サロン運営です。 この度、竹サロンはHPを構えることになりましたので、改めて報告致します。URLは以下になります。 https://take-bamboo.com/ 今後は竹サロンの実施情報や振り返りなどは、こちらのHPより発信致します。な...