2019年9月30日月曜日

第17回竹サロンお知らせ

毎度ながら直前のお知らせになってしましました!
第17回竹サロン(定例会)を実施いたします。どうぞお気軽に御参加ください。

実施日時:2019年10月4日(金)16時~18時
開催場所:京都大学 総合研究3号館 4階 457教室



話題提供

「Bamboo Sustainable Design Project」
・宮地茉莉(京都大学 大学院 地球環境学堂)

「福山市での竹に関する活動報告」
・島田拓也(福山市 農林水産課)

「全国竹産業連合会ヤンガーフォーラム報告」
・笹原千佳(京都大学大学院 地球環境学舎)


・竹討論会
竹に関する情報交換、疑問等を一緒に考えていきます。
今後の定例会ではこれをメインにする予定です。
参加者の皆さんと竹に関するディスカッションを行います。


☆サロン終了後、18時半頃から百万遍周辺で懇親会も予定しております。

 懇親会のみの参加も大歓迎です。



疑問・質問は笹原まで sasahara.chika.27s@st.kyoto-uc.ac.jp
当日、発表を希望される方は前日までに連絡をお願いします。
連絡なしでの当日参加歓迎です。
よろしくおねがいします。




2019年9月19日木曜日

第16回竹サロン報告


第16回竹サロンを実施したのでその様子を報告します。

実施日時:2019年96日(金)16時~18時
開催場所:京都大学 農学部総合館 1階 S128教室
参加者: 計12名 

話題提供
「竹友会の歩み 〜遊びを広げる 人を繋げる〜」
・東谷隆誠(京都教育大学)
京都教育大学で4年間活動されている「竹友会」の活動についてご報告いただきました。
京都教育大学は、キャンパス内の森林率が全国2位で、その中で竹林が3割ほどあるそうです。その中で、ごく少人数で始めたタケのモノづくり活動が、地域、児童、文化、海外の学生など、様々なものとつながり、今では地域のお祭りやイベントに大規模な出展したり、地域の神社や竹林所有者との協力関係もできてきたそうです。驚いたのは、竹を使う様々な活動が活発に行われているために、京都教育大キャンパス内の竹林はむしろ伐りすぎ状態になってしまったことと、イベント後の竹燈籠などが余ってしまった場合、炭にして打ち上げの際に使用しているとのことで、カスケード利用のすばらしい実例だと感じました。
「楽しみ」から始まった竹の活動の様々な展開について紹介していただき、とても示唆的でした。

「インド東北州における竹プロジェクト」
・柴田昌三(京都大学 教授)
JICAによる東北インドの竹プロジェクトについて報告していただきました。
前半ではプロジェクトの集会について、後半では竹産業普及等の視察の様子について紹介していただきました。
インドと竹といっても、すぐにはぴんと来ない印象でしたが、在来工芸品、在来建築、近代建築、パルプなどかなり色々な竹の取り組みがあることがわかりました。そういえば、仏教の聖地に「竹林精舎」がありますね。インドと竹の結びつきはとても強いことがよくわかりました。
インドは投資先としても注目を浴びていますが、竹資源大国でもあります。
竹先進国日本の技術や感性がインドで活かされる未来が楽しみです。

「竹材店聞き取り調査報告」
・笹原千佳(京都大学大学院)
大分県別府市を中心とする大分県の竹材産業・竹加工業の現状について報告していただきました。大分県は京都と並んで竹加工業が盛んな地域ですが、そこでの竹産業の歴史と現状、展望についてとても興味深く感じました。
質疑では、外資系のホテルの内装を竹で賄おうという動きが大分の竹産業の活性化に寄与しているという話題が出ました。文化の中心地京都と、温泉を核とする多くの交流人口と行政の手厚い支援を特徴とする大分の比較は、掘り下げれば面白そうな話題がたくさんありますね。



「竹の開花情報の収集結果:生き物アプリやSNSを使ってどれだけ集められた?」
・小林慧人(京都大学大学院)
Twitterやアプリを用いたタケ開花情報の収集の現状と見通しについて報告していただきました。
竹の花はマスメディアで取り上げられることもあり、比較的市民の関心が高い話題だと思います。研究者からすれば分散的に情報を集めることができ、市民にとっては自然に興味を持つきっかけになり、様々な可能性を持つ取り組みだと感じました。


第16回サロンを終えて。
今回の竹サロンには、ご報告いただいた東谷さんを始め、初参加の方に何名か来ていただきました!
研究者、学生、実践者がフラットに集まり、意見交換できるこの会を続け、竹友の輪を広げていきたいと思います!
文責:峰尾

竹サロンのHPを作成しました。今後はHPより情報を発信致します

皆さま平素よりお世話になっております。竹サロン運営です。 この度、竹サロンはHPを構えることになりましたので、改めて報告致します。URLは以下になります。 https://take-bamboo.com/ 今後は竹サロンの実施情報や振り返りなどは、こちらのHPより発信致します。な...